被災地ボランティア体験記13

今年最初、1月に行ってきました。

仙台では、1月に雪が降ることはあまりないそうですが、今年は、雪の日が続き、
行った日も、雪が・・・。

いつも行っている「ReRoots」さんは、雪だと活動できないため、
以前教えてもらった、同じ仙台市若林区で活動されている「おもいでかえる」さんに行ってきました。

「おもいでかえる」さんは、震災で流されたり、持ち主が分からなくなってしまった写真や賞状、ランドセルなどをきれいにして、展示会を行い、持ち主のもとに返す、活動をされています。

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泥まみれになった写真は、洗浄して復元作業をします。
ですが、やらなければならないアルバムは大量!!!!(仙台市から依頼を受けて、やっています)

そのまま濡れたままでいると、バクテリアがどんどん繁殖して復元できなくなってしまうため、
作業を待っている写真に関しては、ひとまず、バクテリアの繁殖を止めるため、乾燥させます。
(他の市では、震災後の対応が早かったそうで、冷凍保存をしているところもあるそうです)

私が行った時は、展示会が迫っているということで、洗浄されていない写真もとにかく見れる状態まできれいにする、という作業のお手伝いをしてきました。

すでに、アルバムから外され、乾燥された写真。
アルバムごとに1枚1枚写真にナンバリングされていました。(この作業だけども、大変な・・・)
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写真をアルバムから外す時、上の透明フィルムが離れないものは、フィルムごと切り取っています。
この写真のは、フィルムがついた状態。
そして、刷毛やへらなどで、表面についた泥、砂をきれいに取っていきます。

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写真を傷つけないように。
全く、画像が分からなくなってしまっているものまで、全部。

画像が分からないものもあり、またその反対に、キレイな画像のままのもあり、
そのどれも、作業をしながら、この人は、今どこでどうしているだろうか。と思わずにはいられませんでした。
どうか、持ち主のもとに戻りますように。
また、その方を知っている人に、見つけてもらえますように・・・と。

そして、展示会用のポケットアルバムに入れ直しをします。
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展示会では、見開いての展示になるそうで、写真をキレイにしながら、一番人物が特定しやすそうな写真を選んで、見開きページに持ってきます。
そして、写真から人物のヒントになるようなキーワード(たとえば、幼稚園卒業式とか、結婚式とか、旅行とか)を見つけ、アルバムの後ろに、記載します。
写真と一緒に挟まれている、メッセージなども、一緒にファイリングします。
元のアルバムの表紙もあれば、一緒にしておきます。

なんと丁寧な作業でしょう!!
正直、そこまでやるとは、ビックリでした。
写真1枚1枚とも、向き合わなければいけない、地道な作業です。
でも、すべては、持ち主に見つけてもらい、笑顔になってもらうため。
今はまだ、写真をみるのが辛い。という被災者さんも多いそうですが、これから先、みんなで写した思い出の写真が、全くないというのは、もっと辛いと思います。
私も、アルバムって、やっぱり大切だ。と、感じました。


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こちらは、賞状などの紙モノの洗浄。
すでにたくさんあった賞状は、すべて洗浄を終えて、あいうえお順にファイリングされていました。
とってもキレイに!!

合格通知書や、公共料金の支払い証明書などまで、洗浄を。
洗浄して、板に挟み、重石をして、キレイにします。

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こちらは、ストーブの前で乾燥中。


この日は、私以外にも、沖縄や大阪、関東からもボランティアの方がいらしていました。
作業中は、皆さん真剣に黙々と作業ですが、
お昼休憩は、ジモトの方も一緒に、みんなで和やかに♪
大阪からいらしたおじちゃんは、失業して、時間ができたから。と。勤めていると、なかなか来れないからね~と言っていました。
そうですよね、みんな、何かしたいと思っても、なかなか時間的にも自分の状況的にも難しいのですよね。
ジモトの方が、忘れてほしくない。と言っていました。
忘れているわけではないのです。
おじちゃんも言っていたけれど、何が求められているのか、何ができるのか、何をしたらいいのか、
やはり離れていると分かりにくいと。

出来ることをやる、それが一番だけれど、それが難しいのですよね・・・。





  1. 2013/03/03(日) 08:47:13|
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